スポンサーサイト

あの頃

 
このブログを始めた理由の一つとして
自分の病気のことを忘れないうちに書き留めておきたい
というものがあるのでちょっと暗い話になりますが
忘れないうちに今の気持ちを書いておこうと思います。

重たくなると思うので読みたい方だけどうぞ。



*特に精神状態の不安定な方やフラッシュバックの
起こりそうな方は注意してください。
  
   
 
 
  
鬱病になったきっかけはおそらく
父親の他界、当時取り組んでいた事が実現しなかったこと。
さらに人間関係でのトラブルと疲労の蓄積が
引き金となったのだと思います。


全身に錘が付いているかのように体が重く感じられ
起き上がることが大変なことに感じられるようになって
ほとんど一日中寝たきりになってしまいました。

不安と恐怖と懐疑心でいっぱいいっぱいで
眠れない、寝ても悪夢に苦しめられる日々。

そして、目が覚めるとまだこの世界に生きているという
現実に恐怖し絶望していました。

 
懐疑心の塊だったので医師も薬も信じられず
かといって薬なしでは眠れないので
薬を飲んだり飲まなかったり勝手にしては
返って副作用に襲われていました。


そして意識のある間中、死ぬことしか考えられませんでした。


本気で自分のような親ならいないほうが
子どものためだと考えていました。
まともに考えたら有り得ない考えだけれど。

鬱病は思考にまで影響するんですね。







それから一年くらいかかってようやく着替えたり
数時間は座っていられるようになり、どうしても
必要なときは外出できるようになってきました。


死にたいという願望はまだ強かったけれど
子どものためには生きていた方がいいんだと
考える理性が回復してきていました。




この頃のことを考えるのはそれ以前のことを考えるよりも
つらいことです。けれども今の自分はその道を通ってきたから
あるのだと、避けてはいけないのだと感じるのです。


わたしは夫に暴言をぶつけ暴力を振るってしまっていました。



自分のつらさを理解してくれない。
冷たい。でもそれだけではない。



ある日聞いてみました。「病気が治らない方がいいと思ってない?」
夫は「正直、そう思う部分がある。」と答えました。



夫は精神的な病を軽蔑していました。
そしてわたしが精神を病んでいればずっと自分の方が
上だと思っていられる。


わたしが弱ってしまったことで自分の内側にひっそりと
あったものが表面に出てきてしまったのでしょう。
そしてそれを心地よく感じていることがじわじわと伝わってきていました。


怖かった。人間不信になっていたわたしは
ずっと自分の敵だと気付かずに一緒に暮らしていたのだと思いました。
本気でこの人に殺されると考え始めていました。



このままではずっと病気が治らないように
苦しめ続けられてしまう。そして自分は死を選ぶより
他になくなってしまうと。



戦わなくてはならないと思いました。
同時に家族でありながらわたしの不幸を願う夫に
激しい怒りを感じていました。


一方で少しだけ残った理性がこれはおかしいぞと問いかけてくる。
思考力も集中力も落ちた頭で必死に本を読みました。


わたしは境界性人格障害かもしれない。
そう思いました。
実際に当時の状態は今考えてもDSM(アメリカ精神医学会)の
診断基準も充たしています。


見捨てられ不安は子どもの頃からありました。
生まれてきたくなかったとしょっちゅう思っていました。
大人になりたくないと思っていました。

快活に笑う昼間の顔と心の中はかけ離れていました。



でも、今は分かります。あの学校で友達と遊ぶときや
帰ってきて逃れるように読んでいた本の中で
明るい光をたくさん浴びられたから救われていたのだと。

そして今も自分を支えてくれていると。



結婚前から親には情緒不安定だと言われていたのですが
全く自覚はなかったのです。


振り返ってみれば被害妄想でしかないと思う。
正気じゃないと思う。
でも確かにあの時はそう感じていたのでした。


馬鹿だったと思いました。それまでの自分が。
人の幸せを願っていた自分が馬鹿だったと思いました。


目の前にいる夫でさえこうなのだ。
皆、自分の利益のためだけに生きているのに
わたしはなんて愚かだったんだと悔いていました。


そう感じる一方で夫に激しい怒りをぶつける自分が
大嫌いでした。心の底から軽蔑しました。
でも、止められない。



夫から離れなければいけない。
子どもにも穏やかな環境を与えたいし
こんな自分はもう見たくない。



それまでにも夫が直接に育児や家事で
助けてくれることはないことが分かっていました。

やる気がないのではなく能力的に無理だったのです。


彼は激しい注意欠陥を持っていました。
違う意味でも一緒に暮らすことは大変でした。


例えば直接本体に灯油を入れて使うファンヒーターに
給油した後、蓋をせずにスイッチをいれたり

ファンヒーターの下にあるトレーに溜まるほど
灯油をこぼしたままやはりスイッチをいれていたりと
常識では考えられないようなことを頻繁にやっていました。


何が危険でどういうことには気を付けなければ
いけないかも分かっていませんでした。

その上、家族を守るという責任感も皆無でした。


鬱病になるまでは育った環境のせいなのだから
これから成長すればよいのだと考えていました。

本人も変わりたいという気持ちはあったと思います。
でも、10年経っても何も変わりませんでした。


彼は結婚して知った自分の生活能力の低さに
あせりを感じていたのでしょう。
だから、尚更何も出来なくなったわたしに
そのままでいて欲しいと願ってしまったのではないかと思います。


金銭管理もできず、一緒に子どもの将来を語り合うことも出来ない。
既に生活の上では小学生の子どもより手がかかる人でした。
ネジ一本回すことも出来なかったのです。


自分が健康で体力があったならそれもカバーできるでしょう。
働いて生活費を稼いでくれることに感謝していられたでしょう。

でも、自分の妬みから家族の足を引っ張るような人なのだ
そのことにあまり罪悪感もないのだと
気が付いて一気に愛情を感じなくなってしまいました。







家族からの愛情に充たされなかった者に
よくあるようにわたしは寂しさから逃れるように結婚したのでした。


初めて面と向かって交際を申し込まれて
分離不安の強かったわたしは思いやりの薄い人だと
どこかで分かっていたのに別れるつらさには
とても耐えられなくて結婚を選んでしまったのでした。


たった半年で。


そして現在は別々に暮らしています。
今は、ご存知のように幸せなのですけどね。


それに結婚生活から学んだこともたくさんあります。

病状も軽くなってきた現在では
過去をあってよかったことにするのは
いつでもこれからの自分次第だと言い聞かせているのです。



追記・・・あの頃は境界例を疑いましたが、今は
      非定型うつ病じゃないかなと思っています。
      アンガーアタックの症状だったのかなぁ。


COMMENT

Name
E-mail
URL
Comment
Pass  *
Secret? (管理者にだけ表示)
ご病気のことはともかくとして・・・・
なんとなく、なのですが、同じ気持ちになったことあります。
そして実際、現在×イチ(笑)

いつか・・・そのことも、家作りに絡めて(わたしにとってはすごく関わりのあることなのです)記事にしたいと思ってるのですが・・・・

多分、どちらかが悪いわけではないと思うのです。
罪があるとしたら、、、寂しさから逃れたくて、
パートナーを選んでしまったことかな?
まりりんの結婚理由がそうだったので。


色々あって、原点に立ち返り
今は幸せを見つけられそうな気がしてます。
ももつさんもそうであれば良いな〜、と勝手に思ってます。

  • まりりん#-
  • URL
  • 2008.02.29(Fri)
  • Edit
まりりんさんへ

そうなのですね。同じ気持ちに。。
なんだかほっとします。

うん、誰が悪いということもないと
今は思えるようになりました。
お互いの未熟さゆえですよね。

でも、それさえもステップにしてお互い幸せに
なれればそれでよかったのかなぁと。わたしには
成長のために必要だったのかもしれないので。

まりりんさん、素敵だもの。新しい出会いもすぐそこまで?
わたしの幸せまで願ってくれてありがとう!!
  • ももつ#vIXFS59k
  • URL
  • 2008.02.29(Fri)
  • Edit
過去を振り返りかみ締め、
消化できたときに未来が見えてくる。
そのための時間を心の病という形で作ったのかもしれませんね。
病が自分にとって必要で無くなった時に
病のほうから離れていくよ。きっと。
私もその作業の真っ最中です。
  • 土鍋ごはん#F8CnFYP2
  • URL
  • 2008.03.01(Sat)
  • Edit
ももつさん、コメント、ありがとうございました☆
「愛」、受け取らせていただきましたよ(〜0〜)

ももつさん・・・いろいろ大変なことを経験してこられたのですね
どんなにお辛かったことでしょう・・・
私、医学的なことはよくわからないのですけれど・・・・
なにがあっても、どんなことがおきても
「世界にたったひとり」のももつさんですもの☆
(smapの歌のようにね♪)

「ホントに今まで、よくやってきたよ〜」って
ご自分のこと、いっぱい「いいこ、いいこ〜」って
してあげてくださいね(私、よくやります。笑)
またお邪魔しますね!!
  • ねこねこ#NL852uQM
  • URL
  • 2008.03.01(Sat)
  • Edit
土鍋ごはんさんへ

心の中で頷きながら読みました。

今は自分づくりのために力を注ぐよう
他の事にエネルギーが使えなくなっているのでは?
と思うことがあります。

必要なことは向こうからやってくるもんだとは
思っていましたが、必要ないことは
勝手に離れていくものだとは
気が付いていませんでした〜。納得です。

そうか、土鍋ごはんさんもなんだ。
なんだか、心強いです♪
  • ももつ#vIXFS59k
  • URL
  • 2008.03.02(Sun)
  • Edit
ねこねこさんへ

ようこそいらっしゃいました〜。
励ましのお言葉、嬉しかったです♪

そうですね、反省することも多いですが
自分なりにはたぶん精一杯だったの
ですものね。そこは褒めとこう。

ねこねこさんも新しいスタート
順調に運ぶよう祈っております!

  • ももつ#vIXFS59k
  • URL
  • 2008.03.02(Sun)
  • Edit